フロンターレを愛するすべての人へ
長橋康弘スペシャルインタビュー
2001
再スタートを切ったけれど、順位はJ2で7位。もしかしたら、このままJ1に上がれないチームになってしまうんじゃないかっていう危機感もあった。この年、個人的には大きな出来事があった。肉離れでリハビリをしていたときに、周平(寺田)と仲良くなったことだ。周平はリハビリしている間、ものすごく一生懸命に治して1日でも早くピッチに立ちたいという気持ちが、その取り組み方から伝わってきた。それまで俺は大きいケガをしたことがなかったから、そういう人の辛さがわからなかったし、もっと頑張らなきゃダメだって思って、意識がすごく変わった。いま、ふりかえるとサッカーがあったから出会えた人たちばかり。確実に今の俺を作るうえで影響を与えてくれた人たちと出会えたことは、人生においても意味のあることだ。